1. プロダクトロードマップ入門 MOC

  • プロダクトロードマップとは何か
  • なぜロードマップが重要か
    • [[戦略的な「なぜ」を伝える]]
    • [[ステークホルダー間のアライメント (合意形成)]]
    • [[リソース配分の指針]]
    • [[優先順位付けの透明性確保]]
    • [[開発チームのモチベーション向上]]
  • 良いロードマップの特性
    • [[戦略的で、ビジョンに紐づいている]]
    • [[顧客価値とビジネス成果に焦点を当てている]]
    • [[視覚的で理解しやすい]]
    • [[現実的だが、野心的でもある]]
    • [[柔軟で、学習に応じて更新される]]
  • ロードマップの歴史と進化 (機能ベースからアウトカムベースへ)

2. ロードマップの目的とオーディエンス MOC

  • ロードマップの主要な目的 (再掲・深掘り)
    • [[戦略の伝達]]
    • [[合意形成]]
    • [[優先順位付け]]
    • [[進捗の可視化]]
    • [[計画と調整]]
  • オーディエンス (閲覧者) とその関心事
  • [[オーディエンスごとにロードマップを調整する必要性]]

3. ロードマップの構成要素 MOC

  • 基本的な構成要素
  • オプションの構成要素
    • [[具体的な機能やエピック (Themesの下に)]]
    • [[KPI / 成功指標]] (各テーマに紐づく)
    • [[リソース割り当て (チーム, 予算)]]
    • [[依存関係]]

4. ロードマッピングのプロセス MOC

4.1. ステップ1: 戦略とインプット収集 MOC

  • ロードマップの前提条件
    • [[プロダクトビジョンの確立]]
    • [[ビジネス目標と戦略の理解]]
    • [[OKRs (Objectives and Key Results) との連携]]
  • インプットの収集源
    • [[ユーザーリサーチと顧客フィードバック]] (インタビュー, アンケート, サポートチケット)
    • [[データ分析 (利用状況, ファネル分析)]]
    • [[営業・マーケティングチームからのインプット]]
    • [[経営層からのインプット]]
    • [[開発チームからのインプット (技術的負債, インフラ改善)]]
    • [[競合分析と市場トレンド]]
  • インプットの整理と体系化 (アイデア管理ツール, スプレッドシートなど)

4.2. ステップ2: 優先順位付け (Prioritization) MOC

  • なぜ優先順位付けが不可欠か (リソースの有限性)
  • 優先順位付けフレームワークの活用 MOC (詳細は後述)
    • [[RICEスコアリング]]
    • [[MoSCoW法]]
    • [[KANOモデル]]
    • [[機会マッピング (Opportunity Solution Tree)]]
    • [[価値 vs. 労力 (Value vs. Effort) マトリクス]]
    • [[ICEスコアリング]]
    • [[緊急度と重要度のマトリクス]]
    • [[(オプション) Cost of Delay]]
  • 優先順位付けワークショップの実施
  • ステークホルダーとの合意形成

4.3. ステップ3: ロードマップの作成と視覚化 MOC

  • ロードマップの種類の選択 (詳細は後述)
  • テーマのグルーピングと設定
  • 時間軸へのマッピング (Now, Next, Laterなど)
  • 各アイテムへの詳細情報の追加 (ゴール, KPI, 信頼度など)
  • 視覚的に分かりやすいデザイン
  • ロードマップ作成ツールの活用 (Jira, Aha!, Productboard, Miroなど)

4.4. ステップ4: コミュニケーションとメンテナンス MOC

  • ロードマップの共有とプレゼンテーション
    • [[オーディエンスに合わせたストーリーテリング]]
    • [["なぜ" を明確に伝える]]
  • フィードバックの収集と反映
  • ロードマップの定期的な見直しと更新
    • [[ロードマップは生きたドキュメントである]]
    • [[更新の頻度 (例: 四半期ごと)]]
    • [[変更内容と理由の透明性のある伝達]]
  • 進捗のトラッキングと報告

5. プロダクトロードマップの種類 MOC

  • 表現方法による分類
    • テーマベースロードマップ (Theme-based Roadmap) (推奨されることが多い)
      • [[アウトカム (成果) に焦点を当てる]]
    • [[機能ベースロードマップ (Feature-based Roadmap)]]
      • [[注意点 (機能リストになりがち, 戦略が見えにくい)]]
    • [[ゴール指向ロードマップ (Goal-Oriented Roadmap / OKR Roadmap)]]
    • [[タイムラインベースロードマップ (Timeline-based / Gantt Chart-style Roadmap)]]
      • [[注意点 (日付の約束による柔軟性の低下)]]
  • オーディエンスによる分類 (再掲)
    • [[内部向け (Internal) vs. 外部向け (External)]]
    • [[経営層向け (Executive)]]
    • [[開発チーム向け (Engineering)]]
    • [[営業・マーケティング向け (Sales & Marketing)]]
    • [[顧客向け (Customer-facing)]]

6. 優先順位付けフレームワーク (Prioritization Frameworks) MOC

6.1. RICEスコアリングモデル MOC

  • [[RICEの構成要素]]
    • [[Reach (リーチ)]]
    • [[Impact (インパクト)]]
    • [[Confidence (信頼度)]]
    • [[Effort (労力)]]
  • [[RICEスコアの計算式 ((Reach * Impact * Confidence) / Effort)]]
  • [[各要素の具体的な評価方法]]
  • [[RICEの利点と限界]]

6.2. MoSCoW法 MOC

  • [[MoSCoWの4つのカテゴリ]]
    • [[Must-have (必須)]]
    • [[Should-have (あるべき)]]
    • [[Could-have (あってもよい)]]
    • [[Won't-have (今回はやらない)]]
  • [[MoSCoW法の使い方と注意点]]

6.3. KANOモデル (狩野モデル) MOC

  • [[顧客満足度と機能充足度の関係]]
  • 5つの品質要素
    • [[当たり前品質 (Must-be Quality)]]
    • [[一元的品質 (One-dimensional Quality)]]
    • [[魅力的品質 (Attractive Quality)]]
    • [[無関心品質 (Indifferent Quality)]]
    • [[逆品質 (Reverse Quality)]]
  • [[KANOモデルアンケートの実施と分析]]
  • [[ロードマッピングへの活用]]

6.4. 価値 vs. 労力 (Value vs. Effort) マトリクス MOC

  • [[4象限へのプロット (高価値/低労力, 高価値/高労力など)]]
  • [[クイックウィン (Quick Wins) の特定]]
  • [[直感的でシンプルな優先順位付け]]

6.5. ICEスコアリングモデル MOC

  • [[ICEの構成要素 (Impact, Confidence, Ease)]]
  • [[ICEスコアの計算式 (Impact * Confidence * Ease)]]
  • [[RICEとの比較]]

6.6. 機会マッピング (Opportunity Solution Tree) MOC (Teresa Torres)

  • [[望ましい成果 (Desired Outcome) から始まるツリー構造]]
  • [[機会 (Opportunities) → 解決策 (Solutions) → 実験 (Experiments)]]
  • [[継続的ディスカバリーとの連携]]

6.7. Cost of Delay (遅延コスト) MOC

  • [[Cost of Delayの概念 (機能をリリースするのが遅れることによる機会損失)]]
  • [[WSJF (Weighted Shortest Job First)]] (Cost of Delay / Job Size - SAFeで利用)
  • [[定性的な評価と定量的な評価]]

7. ロードマッピングのツールとソフトウェア MOC

  • 専用ロードマップツール
    • [[Aha!]]
    • [[Productboard]]
    • [[Roadmunk]]
  • プロジェクト管理ツール
    • [[Jira (Advanced Roadmaps)]]
    • [[Asana, Trello (タイムライン機能)]]
  • 汎用的な作図・コラボレーションツール
    • [[Miro, Mural]] (ワークショップや初期のドラフトに)
    • [[スプレッドシート (Excel, Google Sheets)]] (柔軟だがメンテナンスが大変)
    • [[プレゼンテーションソフト (PowerPoint, Keynote, Google Slides)]] (伝達に特化)
  • ツールの選定基準

8. ロードマッピングのベストプラクティスとアンチパターン MOC

  • ベストプラクティス
    • [[アウトカム (成果) に焦点を当てる]]
    • [[ロードマップをビジョンと戦略に結びつける]]
    • [[オーディエンスに合わせて調整する]]
    • [[定期的に見直し、更新する]]
    • [["なぜ" を明確に説明する]]
    • [[優先順位付けのプロセスを透明にする]]
    • [[柔軟性を保ち、日付の約束を避ける]]
  • アンチパターン
    • [[機能リストだけのロードマップ]]
    • [[希望的観測リスト]]
    • [[一度も更新されないロードマップ]]
    • [[ステークホルダーの言いなりになる]]
    • [[データに基づかない優先順位付け]]
    • [["なぜ" が欠けている]]
    • [[ガントチャートと混同する]]

9. 成果物との関係 MOC

  • [[ロードマップとプロダクトビジョン/戦略]] (戦略を具体化する)
  • [[ロードマップとOKRs]] (目標達成の手段を示す)
  • [[ロードマップとプロダクトバックログ]] (ロードマップがバックログの優先順位に影響を与える)
  • [[ロードマップとアジャイル開発 (スクラム/カンバン)]] (方向性を示し、スプリント目標にインプットを与える)
  • [[ロードマップと予算編成]]
  • [[ロードマップとマーケティング/セールス計画]]