権威に訴える論証 (Argument from Authority)
権威者が言ったことだけを、検証可能な根拠の代わりに扱う誤謬。専門家の意見が常に誤りという意味ではない。
この誤謬は、議論の結論が正しいかどうかとは別に、提示された根拠から結論が導けるかを点検するための概念である。
見分け方
著名な開発者が採用した設計だから、自分たちの要件にも適合すると決めるのは危険である。 主張を「結論」「直接の根拠」「隠れた前提」に分け、前提を受け入れても結論が成立しない反例を探す。
限界と注意点
権威の専門領域と主張の根拠を分け、一次資料や実験結果を確認する。 誤謬の名称を相手へのラベルとして使うと、別の人身攻撃や論点のすり替えになる。根拠の不足を具体的に指摘し、追加情報があれば結論が変わる条件も示す。