脆弱性データベース (CVE, NVD)
定義
**脆弱性データベース (CVE, NVD)**は、外部ライブラリや実行基盤に含まれる既知脆弱性と供給網を管理する活動である。この論点では、攻撃者が制御できる値と、アプリケーションが信頼して処理する境界を区別することが重要になる。
仕組みと具体例
直接依存だけでなく推移依存の脆弱バージョンや、侵害されたビルド成果物が攻撃経路になる。成立条件を確認するときは、入力経路だけでなく、認証状態、ネットワーク到達性、保存後の再利用、ブラウザやパーサによる解釈まで追跡する。結果として起こり得る機密性・完全性・可用性への影響を分けて評価する。
対策と検証
SBOMとロックファイルで構成を把握し、SCA結果を到達可能性と影響で優先付けして更新する。署名・ハッシュ検証も行う。正常系だけでなく、境界値、形式違反、権限不足、再試行、リダイレクトやエンコード後の値をテストする。対策を導入した事実ではなく、攻撃条件を再現したテストが拒否され、拒否イベントを監視できることを確認する。
限界と運用上の注意
単一のフィルタや製品に依存すると、別の入力経路、解釈差、設定変更で迂回される。根本原因をコードまたは設計で除去し、権限分離、ログ、レート制限などを多層化する。例外を設ける場合は理由、期限、代替統制を記録する。